忍者ブログ
コミックマーケットC78  8/13(金・1日目) 東5 パ-46a  MURASAMA Factory
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

第十話 「検校仕置屋敷」
第十一話 「月光」
第十二話 「無明逆流れ」

ついにアニメ版シグルイが完結しました。
全12話でちょうど原作6巻分、虎眼先生が伊良子に討たれるところで完結という運びです。
無論ストーリー的にはまったく完結していないのですが、そのあたりは第2期(2クール目)に期待というところでしょうか。あればね。

さて全体的な感想ですが、終わりよければなんとやらという言葉どおり、最終話はかなりよい出来でした。
今までと同じく、ストーリーやセリフはマンガ版とほぼ同一なのですが、テンポや演出がよく練られており、アニメ版シグルイを観ていて初めて画面に見入ってしまいました。むろんうどん玉が完全再現されていることは言うまでもありません。

さて、その最終話の直後の印象なのでアニメ版シグルイ全体が名作だったかのように思えるのですが、総括すると、そう手放しに褒められる出来でもなかったのが事実です。
アニメの前半(1~6話。マンガでは1~3巻にあたる)は正直言ってかなり退屈でした。これは原作からしてそうなので仕方ないことなのですが、伊良子仕置きまでの期間はいわばストーリーの仕込みの時期にあたり、これといった名勝負もありません。
ですからどうしたって退屈な展開になりがちなのですが、この時期のアニメ版はそれに輪をかけて悪い面ばかりが目につきました。
曰く、

・夜の場面が暗すぎる。逆に、昼の場面は明るすぎる
 (夜は画面が暗くて何も見えないし、昼は昼でハレーションのようになって画面が真っ白)
・原作にあったナレーションがほとんどカットされている
 (説明不足。また、山口節の魅力がごっそりカットされてしまった)
・アクションシーンで絵が動かない
 (剣闘はフラッシュとストップモーションでごまかす)

…等々。シグルイファンの私としてもこれらの批判に対して反論の余地はありません。すべて事実です。
これは単なる推測ですが、おそらくアニメスタッフはシグルイを「白黒映画のような時代劇」として描きたかったのではないかと思います。派手な音楽はなく、映像は渋く。たとえるなら黒澤映画とかそんなノリで。
そう考えれば、画面にほとんど色がないことや、台詞のない場面が延々と続くことも納得できます。そういった意味で、アニメ版シグルイは今の流行アニメに真っ向から逆らった、とても挑戦的なアニメなのだといえるでしょう。
ただ問題は、それが退屈だったということだけで。

ところが、7話から様子が変わってきます。
まるでアニメ版のあまりの評判の悪さにあわててスタッフが方向転換したかのように。

話のテンポが早くなりました。
ナレーションが増えました。字幕も増えました。
いままでの演出はリアル一辺倒だったのに、特撮チックな派手なエフェクトが入るようになりました。
絵が動かないのは相変わらずでしたが、勢いと演出でそれをカバーするようになったのです。

最初から意図したものだったのか、不評を受けて路線変更したのか、それは分かりません。
ですが結果としてこの方向転換は正解だったようです。最初の6話のノリで最後まで作っていたら、ただの地味な低予算チョイグロ空気アニメで終わっていたでしょう。ですが後半に入って過剰な演出を使うようになり、やっとシグルイらしさが感じられるようになりました。そう、シグルイには地味とか渋いとかいう言葉は似合いません。やりすぎなくらいがちょうどシグルイなのですから。
点数をつけるなら、前半40点、後半75点というところでしょうか。後半6話は十分に鑑賞に堪えうるレベルになっていると思います。

とはいえ、トータルでアニメ自体はそこそこだったのですが、なんだかんだいって原作そのまんまなので、原作読者からすればアニメの展開に驚きはまったくありません。もっとアニメならではの演出があればよかったと思うのはファンの贅沢でしょうか。
以前も言いましたが、私は普段からTVを観ないので、アニメ製作会社がどこで声優が誰だとかは何の興味もありません。アニメファンや声優ファンからすればまた違うのでしょうが、原作ファンとしての感想は、「アニメは原作そのまんまだから、原作読んでるなら別に観なくてもいい」といったところです。
DVDを買うのがファンの義務?
うーん……。まぁ最終話だけはいい感じだったので、興味あるなら12話だけ誰かに見せてもらえばいーんじゃないですかね?


*


302 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で :2007/10/12(金) 00:10:25 ID:c9YUW6Xk
>>295
ジェネオン出資のアニメTVって番組で浪川が”DVD売れたら二期考えるそうです。だから買ってね♪”って宣伝してたぞ

てことは第二期はないのか(´ω`)

PR
第七話 「牙」
第八話 「蝉しぐれ」
第九話 「虎子」

今回はもう3話分まとめての感想です。
このなげやりな記事から、私のテンションがどれだけ下がってきているかをお察しください。

3年後くらいにアニメ版シグルイの感想を訊かれたら、おそらこんなかんじに答えるでしょう。
「あーアニメね。マンガそのまんまだから別に観る必要ないと思うけど。
まぁ、ぬふぅとちゅぱをアニメ化しただけでも価値があったんじゃね?」

どこが悪いってわけじゃないんですけどね。アニメとしては頑張ってると思うんですが。
なまじ原作再現度が高いので、かえって退屈に感じるのかもしれません。



シグルイ HALF-BOX 虎 【期間限定生産】

一期12話分で計2万5千円…
もう少しこう、なんというか、手心というか…
第六話「産声」。

これなんて紙芝居アニメ?
動かないってレベルじゃねーぞ (゚Д゚)

藤木vs伊良子戦と流れ星には期待してたのになぁ……。

また原作のナレーションのほとんどをカットしているせいで、
「野心である 野心がモルヒネのように激痛を麻痺させているのだ」
「剣鬼は無念の涙を流した」
「弟分の顔が別人に見えたのは 夜も明けきらぬ薄暗さゆえ」
等の名台詞がすべて消滅しているのもがっかり。

\(^o^)/
夏コミやその後のシグルイブレイド記事があったので今まで書くのが延びてしまいましたが、今月はシグルイの9巻が発売されていました。もちろん東京から帰宅次第、速攻で買ってきましたとも。
シグルイ9巻表紙
とはいえ私は毎月RED本誌で読んでいるのでいまさらですし、このブログをご覧になっている方ならいずれ買うでしょうから、内容について触れるのはやめておきましょう。牛股サイコーヽ(゚∀゚)ノ

ところが今月は9巻以外にも微妙なものがふたつ出ていました。
ひとつめはRED本誌に付録としてついてきた「シグルイ原作朗読CD」。
チャンピオンRED10月号とCD
これはシグルイの原作であるところの、南條範夫先生の短編小説「無明逆流れ」を、声優の若本規夫さんが朗読したというCDです。ほぼ1時間にわたって若本ボイスをひとりじめできるという、声優ファンならたまらない一品です。
ファンが若本若本と騒ぎたくなる気持ちも分かりますが、内容は普通に朗読CDです。むろん若本氏の熱演はありますが、音楽や効果音が入っているわけでもなく原作をそのまま朗読しただけで、特にツッコミどころはありません。
重度のシグルイファンならすでに原作小説「駿河城御前試合」を読んで内容を知っているでしょうが、まだ読んでいない人はCDを聞くなら覚悟してください。御前試合の結果までネタバレしていますから、マンガで結末を読みたいという人は封印しておくのが吉です。
いずれにせよこのCDのためだけに今月号のREDを買う価値はありますよ。
あ、マンガのほうも最高でした。やっと回想が終わって仕合再開。牛股サイコーヽ(゚∀゚)ノ

最後はこれです、ムックっていうんでしょうか。「シグルイ奥義秘伝書」です。
シグルイ奥義秘伝書
ちょっとマンガの人気が出ると、その人気に便乗したくだらないムックや解説本が出てくるのは世の常ですが、シグルイにも出てしまいました。うへぁ。
内容はキャラ紹介や作品解説がメインで、唯一の見所は若先生のインタビューでしょうか。
正直言って基本的に読むところありません。マンガを切り貼りして、読者なら誰でも知っている程度の適当な解説をつけただけの、よくあるくだらない内容です。「斬った回数ランキング」とか「豆知識かるた」に至っては失笑もの。
それでも、この手の他のムックに比べたらましなほうかもしれません。真面目な歴史解説のページも多少はありますし、若先生のインタビューはこの本が初出ですので、そこだけは楽しめました(6ページだけですが)。
まぁ値段分の価値はないです。この本を持っている友達がいたら、インタビューだけ読ませてもらえばいいんじゃないでしょうか。

というわけで9巻とREDは買い。本屋さんで待ってるぜ!


追記:26日の21時台にWeb拍手でコメントをくださった方へ。文字化けして読めませんでした('A`)
第四話「童歌」、第五話「秘剣伝授」。

五話は伊良子が神社に到着したところで終わるので、六話で仕置き完了、七話でその3年後ってことなんでしょうな。
アニメの感想は……まぁ、普通?
えぇ、特に感想はありません。ストーリーは原作そのままで、特にアレンジや追加シーンが入っているわけでもありませんし、戦闘シーンもほとんどありませんから、見所は別にないです。あ、藤木が信楽伊右衛門を倒すシーンだけはちょっとカッコよかったかも。10秒で終わったけど。
世間ではどうなのかと思って2chのアニメ板シグルイスレを覗きに行ってみると、あんまり評判は良くないようです。もちろん「緊張感がある」「絵が綺麗」と褒めている声もありますが、「画面が暗すぎ」「話が退屈」「説明がなさすぎる」「絵が動かない」という意見も多々。そして事実、この批判を否定しきれないところです。グロやエロも見慣れてしまえばどうということもありませんし。
とはいえ話が面白くなるのはこれ以降ですし、現時点で見限るのもどうかなというところですので、後半の展開に期待して見続けたいと思います。シグルイファンだからDVDも買うよ、出来の如何に関わらずね!

今の気がかりは、どうもアニメは第一期と第二期に分けて制作するらしきことです(公式でそう発表があったわけではありませんが、展開の速度を見ていれば明らかです)。
アニメ化決定の第一報があったときから分かっていたことですが、そもそも原作が完結していないのですから、現時点でアニメが最後までストーリーを描けるはずもありません。計算すると1クールで虎眼先生が死ぬあたりまでやれるでしょうから、ここで第一期が終了し、原作完結が見えてきた時期に第二期制作ということになるのでしょう。
原作が終わってもいないのに無理してアニメ化する必要があったのかという疑問もありますが、実を言うとファンの本当の懸念は、アニメの人気がなくて第一期だけで終了ということにならないかということなんですが……。
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
Author
HN: 改
HP: MURASAMA Factory's
Recent Comment
[05/17 Backlinks]
[09/12 NPCさん]
[08/31 NPCさん]
Message to KAI
name と mail は必須ではありません
TYPE-MOON

天体戦士サンレッド

P3
忍者ブログ [PR]