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コミックマーケットC78  8/13(金・1日目) 東5 パ-46a  MURASAMA Factory
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もちろん来月発売のDVD1巻も予約済みだ!

こうもサンレッドまみれだと、次回作の構想が沸いても仕方ないってもんだよね?
うん、仕方ない。
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去年あたりから、空戦ゲームに手を出してます。
と書くと、うちのブログの閲覧者は主として非電源系ゲーマーのはずですので、「ああ、Wings of Warのことだな」と思われる方が大半でしょう。もちろんWings of Warも面白いですが、とりあえず今回の主役は違います。
その名は『Heroes in the Sky(ヒーローズ イン ザ スカイ)』。
アナログゲームではなく、パソコンゲームです。

公式
http://hs.joycity.jp/
Wiki
http://wikiwiki.jp/hitsky/

Heroes in the Sky

ジャンルはオンライン・フライトシューティングゲーム。
WWⅡの戦闘機で空戦を行うアクションゲームです。
もちろんネットゲームですので、他人と共闘したり対戦したりできるのが最大の魅力。
私も最近それなりのLvになってきたのでプレイ人口が増えるのを願って紹介してみます。

☆MO型のポリゴン空戦シューティングゲームです。
1~4人でPTを組んでミッションに挑むのがメイン。フライトシミュレータ系ではなく、簡単操作で大量の敵をバリバリ倒す系のゲームです。弾も無限。よって本格的でリアルな空戦を求める人には不満でしょうが、その代わり誰でも気軽に楽しめます。

☆グラフィックはプレステ1よりマシ程度。
つまり今時のネトゲとしては貧弱なほうですが、その代わりに低スペックのPCでも動く利点はあります(さすがにオンボードでは無理のようですが)。ちなみにコントローラー推奨ですが、照準は適当でもけっこう当たるので、キーボードでも問題なく遊べます。

☆機体開発や売買の要素も多少はありますが、基本的にはひたすら空戦の繰り返しです。
戦闘以外にすることがないので、人によっては1週間も遊べば余裕で飽きるでしょう。特にLvが上がりにくくなってくるとモチベーションが保ちにくく、同じミッションをループするだけの作業になりがち。「20Lvまでは誰でもいくが、そこから上はだるい」などと言われます。

☆ソロでも遊べます。
会話がめんどくさい人は無言でソロし続けてもOK。むしろソロのほうが効率よかったり。ですが、協力しないとクリアできないミッションがかなりあるし、せっかくのネトゲなんだから誰かと組みたいところ。飛行団(ギルド)に入れば面子集めは楽になりますが、野良ですぐパーティを組むことも可能ですので、気軽に共闘を楽しみましょう。

☆対戦のウェイトも大きいです。
ミッションをひととおりクリアしてLvも頭打ちになってくると、結局一番面白いのは対人戦ということになります。むしろ、「対戦がメインで、対戦のために仕方なくミッションをしてLvを上げるゲーム」と捉えているプレイヤーも多い模様。
勝率に関しては、ある程度のLvや装備は必要ですが、そこさえクリアしてしまえばあとは技量次第。20Lv機体で30Lv機体に勝つことも充分可能です。「腕半分、Lv&装備半分」くらいでしょうか。逆に言うと、腕が同程度なら高Lv機体にはそうそう勝てないってことでもありますが。

☆欠点もそれなりに。
なんといってもフルスクリーン限定なのが最悪。その他、チャットシステムが貧弱で使いにくい、画面解像度が変えられない、バグ(敵が透明になるなど)がまだ多少残っている、人によってはたまにフリーズする、等の問題点があります。見知らぬ人と一緒にミッションしている最中に同期落ちしたときの気まずさといったらもう……。
まだ正式サービス開始して2ヶ月そこらなので、今後の改善に期待したいとこですが。

☆基本無料、アイテム課金制。
アイテム効果は経験値増量、機体強化、倉庫拡張、復活、機体装飾など。なくてもまったく困りませんが、月1000円分くらい使えばかなり快適になります。万単位で使って対戦で俺TUEEEしてる人もいるようですが、そのへんは個人の自由ということで。

☆まとめとして。
「アクション好き、WWⅡ好き、対戦好き」という人にはうってつけなゲーム。
逆に戦闘以外の要素はほとんどないので、チャットや売買などの色々なことで盛り上がりたい人には不向き。
どっぷりハマって何時間も遊ぶヘビーなゲームではなく、1日1時間くらい軽く遊ぶようなカジュアルなゲームと捉えるといいかもしれません。
「無料でオンライン対戦ができるシューティングゲーム」と思えば、とりあえずインストールしてみても損はないんじゃないでしょうか。

サイレントヒルゼロ

吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!
サイレントヒルのタイトルを利用する事だ……!
売り上げのためだけに利用する事だ…
海外メーカーに『丸投げ外注』を!! 名前だけ貸してッ!

ゆるさねえッ!
コナミは今再びッ! ファンの期待を『裏切った』ッ!


評価
: 6/10
結論 : 歴代サイレントヒルシリーズ最低の出来であり、サイレントヒルのタイトルを名乗るに値しない。ただしサイレントヒルでないと思えば普通に佳作ホラーアクションゲームとして遊べる。 

クリアしました、『SILENT HILL ZERO(サイレントヒルゼロ)』。
なんとか勲章もフルコンプしましたので、レビューの完全版を書いてみました。ではではご覧ください。

ファーストレビューはこちら


○結論から話そうか
クソゲー。

○でもほんとはクソゲーでもないよ
私はサイレントヒルシリーズの大ファンです。信者と言ってもいいでしょう。そのため『ゼロ』にもかなりの期待を寄せていたのですが、前回のレビューでは、期待が大きかった分だけ余計に反動で酷評を下してしまいました。ですがそのあたりを割り引いて考えれば、実はそれほどクソゲーというわけでもありません。
操作性などで多少の問題があるのは確かですが、『ゼロ』はそれなりにホラーアクションゲームとして完成されています。建物やクリーチャーは非常に気味悪く、サウンドも恐怖感をかきたて、戦闘もそこそこ楽しめます。もし私が歴代サイレントヒルシリーズをまったく知らなかったとしたら、「怖い!面白い!」と高評価をつけていたかもしれません。
ですが、明らかに『ゼロ』はサイレントヒルシリーズとしては最低の出来です。歴代シリーズの上澄みをすくって混ぜ合わせて作られた、言うなれば「ミニ・サイレントヒル」「サイレントヒルの物真似」――それが『ゼロ』です。
「携帯ゲーム機だから」「海外のゲーム会社に作らせたから」というのは言い訳にはなりません。それがサイレントヒルの名を冠する以上、たとえ一点でもなんらかの形で旧作を超えていなければファンは納得しません。そして残念ながら、『ゼロ』はファンの期待に応えられる水準にはなかったのです。

○PSPゆえの諸問題
アナログパッドの操作性が悪い。画面が小さく迫力に欠ける。ヘッドホンを使わないと音が悪い。ロードがあまり早くない。
むろんPSPならではの利点もあります。携帯性はもちろん、いつでも即座にゲームを中断できるのは大きな長所です。ですが、絵と音が重要な役目を担うホラーゲームとしては、デメリットのほうが大きいと言わざるを得ません。
またこれはPSPの液晶画面に合わせたせいなのかは分かりませんが、基本的に画面が明るすぎ、ライトを使わなくても問題なくプレイできます。そのせいで恐怖感がまったく台無しになっています。
通信対戦などの要素も皆無で、PSPである必要性はどこにもありませんでした。いったいなぜPS2で作らなかったのでしょう?(まぁ、この内容そのままをPS2で出したとしたら、間違いなくクソゲーと呼ばれていたでしょうが)

○アクションのバランスがよくない

『ゼロ』はサイレントヒルシリーズとしては比較的アクションを重視していますが、その肝心のアクションがあまり良い出来ではありません。スタッフがアクションに賭ける意気込みは「使い捨て近接武器」「投げる武器」という新システムから伝わってきますが、それが裏目に働いてしまっています。
どんどん武器を使い捨てていく、あるいは戦闘中に次々と武器を変えていく、というコンセプトは確かに新鮮でした。ですがこのシステムは、「素手で全モンスターを薙ぎ倒す主人公」「武器がものすごく余る」という問題を生んでしまいました。
使い捨て制ですから、当然武器がひとつもなくなることもありえます。その時に攻撃ができなければ詰んでしまいますので、今回の主人公は強力な素手攻撃ができるように設定されています。ところがその素手攻撃があまりにも強く、武器なんぞ使わなくてもすべての雑魚モンスターを殴り殺してしまえるのです! 敵ゾンビをかたっぱしから殴り倒す主人公って、ホラーゲームのイメージ的にどうなの?
その結果使われもしない無意味な武器が山ほど残され、たまに武器を使おうとしたプレイヤーはセレクト画面でイライラすることになるわけです。ちなみに私の初回プレイでは60近い武器が余りました。
また戦闘バランスもかなり気になりました。主人公は素手で敵を殴り殺すマッチョガイですが、耐久力は非常に低く、攻撃されるとすぐに死にます。しかもゲーム内の武器が非常に多いのに対して回復アイテムは非常に少なく、アクションが苦手なプレイヤーはひたすら死亡を繰り返すことになります。結局ベストな戦法は敵の配置を覚えて逃げることだと判明し、使われない武器がさらに溜まっていくわけです。

○ストーリーとキャラクター
宣伝では「サイレントヒルの秘められた真実に迫る!」のように煽っています。ですが実際には、いかにも後から考えて取ってつけたような、かなりどうでもいいストーリーでした。カウフマンやリサもとりあえず出てくるだけのことで、ちょっと顔を見せてはどこかへ行ってしまいます。このあたり『1』をやってない人にはなにがなんだか分からないと思われます。
また主人公も妙な性格で、何の理由も必然性もないのに異常事態にどんどん首を突っ込んでいきます。そしてラスト、サイレントヒルらしからぬさわやかなハッピーエンドは失笑ものです。

○本当の問題点はそこじゃない
ですが、『サイレントヒルゼロ』最大の欠点は、操作性でもストーリーでもありません――それは「退屈」なことなのです。
基本的にサイレントヒルシリーズはサイレントヒルの街の中だけでゲームが展開します(『4』は別格ですが)。しかしそこは考えられたもので、病院、学校、遊園地、下水道、監獄、電車など様々な場所を舞台とし、プレイヤーを飽きさせません。さらに裏世界もまた緊張感と恐怖の演出に一役買っています。
しかし『ゼロ』の面構成はおおむねどこも似ています。要するに、単調なのです。延々と似たようなマップが続き、飽きます。退屈です。
さらに今回は表と裏を自由に行き来することができるため、単に同じマップがテクスチャだけ張り替えて2倍に水増しされているようにしか感じませんでした。どこまで行っても似たような建物、似たような敵、その敵をひたすら殴り倒す主人公――これのどこがサイレントヒルなんですか?

○ついでに
なんかバグがいくつも見つかっているようです。ささいなものが大半ですが、中には致命的なのも。劇場のチケット使ってからアパートに戻ると、永遠に劇場に入れなくなるそうですよ。幸い私は効果音が消えたくらいのバグしか遭遇しませんでしたが。
あと日本語訳文が変です。手抜きすんな。

○結局、買いなの?
あなたがサイレントヒル信者で、サイレントヒルと名のつくものならどんなものでも買う程の大ファンなら、むろん買うしかありません。「しょせん携帯ゲーム版」「ただのアクション」だと割り切ればそこそこ遊べますよ。
あなたが特にサイレントヒルファンというほどでもなく、今までにサイレントヒルをひとつかふたつ遊んだことがある程度でしたら、『ゼロ』はお勧めできません。据え置き機のほうがグラフィックもゲーム性も間違いなく上です。そちらを先にどうぞ。
あなたがまったくのサイレントヒル未経験者であるなら、絶対に『ゼロ』から始めるべきではありません。あなたが『ゼロ』だけを遊んで「サイレントヒルってこの程度なんだな」と思ってしまうのはとても悲しいことです。個人的には、初心者の方には『2』から入ることをお勧めします(ストーリーが独立しているため)。


えー、『サイレントヒルゼロ』レビューは以上です。
『ゼロ』のためにPSPを購入までした私としては、期待が裏切られたという思いがどうにも止められず、このような酷評をさせていただいた次第です。異論がある方はコメントでもメールでもご自由にどうぞ。お相手いたします。
でも『5』も海外制作なんだよね……『ゼロ』の二の舞はごめんだぜー。

以前のレビューで、『サイレントヒルゼロ』の近接武器は使うとすぐに壊れるという話をしたのを覚えているでしょうか。
実は『ゼロ』にはこの「使い捨て武器」以外にもうひとつ、新しく導入された戦闘システムがあります。それは「投げて使う武器」です。
むろんこのゲームはサイレントヒルですので、手榴弾や投げナイフなんかは落ちていません。じゃあ何を投げるのかというと、トースター、かご、書類棚、瓶、そして小型テレビといったシロモノです。これらは一度投げれば消えてしまうのですが、当たったときの威力は近接武器や銃器の比ではなく、ザコなら一撃で倒すことができます。なんたる斬新なシステム!

まぁ結論から言えばこのシステムは、『サイレントヒルゼロ』をクソゲーにした原因のひとつだったわけですが。

「使い捨て武器」と「投げる武器」が複合した結果、主人公は非常に大量の武器を持ち歩くことになります。適度に消費していけばいい話ではありますが、下手なプレイヤーはすぐ死ぬので戦闘をできるだけ回避しますし、逆に上手いプレイヤーは素手で敵を全部倒せてしまうので、どっちにしても中盤以降は武器がやたらと余ることになります。
その結果アイテム欄がずらっと武器で埋まり、強敵との戦闘中に、えらい数の武器からどれかを選ぶだけで一苦労するはめになるわけです。それも、1戦闘中に何度も。まったく間の抜けた仕様としか言いようがありません。
ついでに言えば、テレビやトースターをたくさん持ち歩いて次々と敵に投げる主人公の姿はかなり間抜けでもあります。

……と思っていたところ、なんと現実が『ゼロ』に追いついてきたのです!
http://www.meitai.net/archives/20071221/2007122111.html

なんたること……『ゼロ』恐るべし……!
サイレントヒルゼロ

買いました。『SILENT HILL ZERO(サイレントヒルゼロ)』。
私は日頃からホラーゲーやグロゲーには目がないのですが、その中でもサイレントヒルシリーズはホラーゲームの最高傑作だと思っています。もちろん今回の『ゼロ』も迷わず発売日に購入しました。
というかPSPもこのために買ったようなもんですから。いやがうえにも期待は高まろうってものですよ。

今回のレビューは、プレイ3~4時間程度の感想です。本当はちゃんとクリアしてから書きたかったのですが、どうもそれが難しそうなので、この時点でアップすることにします(なぜクリアが難しいかは本文をご覧ください)。
また、私のアクションゲームの腕前は非常に悪いということもお断りしておきます。


『ゼロ』ってどんなサイレントヒル?
『ゼロ』は、『サイレントヒル』の少し前にあたるストーリーを扱っています。主人公は違いますが、それ以外の登場キャラクターはダリア・ギレスピーやリサやカウフマンなど、1とほぼ同じです。
ゲームシステムや見た目の雰囲気は歴代のサイレントヒルシリーズとほぼ同様。ライトやラジオもそのまま。シリーズ経験者ならマニュアルを読む必要すらありません。
グラフィックは『1』以上ですが『2』ほどではなく、1.4といったところでしょうか。そこそこ綺麗ですが絶賛するほどのものじゃありません。ロードは頻繁ですが長くはなく、それほど気になりませんでした(新型PSPを使っているせいかもしれません)。

さて『ゼロ』の第一印象ですが、見た目は実に完璧にサイレントヒルで、プレイ開始当初はかなり期待させてくれました。
ですが徐々にがっかり感が伝わってくるような気が……?

○操作性が悪い

キャラクター移動のすべてはアナログパッドで行い、十字キーはアイテムセレクト専用です。
ゲーム内では激しいアクションを要求され、主人公も弱いので位置取りひとつが死に繋がるのですが、このアナログパッドでやるのはきついです。移動しながらアイテムをセレクトすることもできず、アイテムセレクト中に襲われることもしょっちゅうです。
またPSPはPS2よりボタンが少ないので左右水平移動や視点移動ができず、従来のシリーズに慣れているとストレスになります。コンフィグまわりも貧弱で、お世辞にも快適操作とは言えません。

○難易度が高い
ゼロの新システムとして、近接武器がすぐ壊れるということがあります。武器はけっこうたくさん落ちていますが、全部の敵を相手にできるほどの量はありません。今回の武器は使い捨てなのです。
じゃあ逃げればいいと思うところですが、アクションが苦手なユーザーにとってはそれすらままなりませんし、敵によっては自分より足が速いものさえいます(走り疲れると追いつかれる)。また回復アイテムの量も少なく、視点変更も良くなく、今までのシリーズと比較しても容易に死にます。
最悪なのは難易度選択がないこと。アクションが苦手なユーザーへの救済措置が皆無です。今のところ私はゲームオーバーになりまくっていて、正直、何度投げ出そうと思ったことか分かりません。

○PSPの意味がない
『ゼロ』の発売前インタビューによると、シリーズプロデューサーの山岡氏は「据え置き機も考えていたのですが、ちょうどゲーム機の過渡期にあったので、『携帯ゲーム機でやってもおもしろいんじゃないか?』というのがありました」「もちろんPSPになったからと言って怖さをないがしろにしているわけではなくて、アクションゲームのおもしろさといったところも表現できたらいいな、といったところでしょうか」と話しています。そして事実、『ゼロ』はアクション要素が強めになっています。
ですがサイレントヒルが他のホラーゲームと比べて抜きん出ているところはグラフィックやサウンドの独特な不気味さにあるのであって、アクション性ではありません。アクションを楽しみたいなら別のゲームを買いますよ。
そもそもPSPの小さい画面でホラーをプレイしてもあまり怖くありません。通信要素があるわけでもなく、携帯ゲーム機の意味がありません。
『ゼロ』に関して言えば、プロデューサーの思惑は完全に裏目に出たと言えるでしょう。PSPである必然性はどこにもありませんでした。

○怖くない
表世界と裏世界を移動しつつ探索をするというのはサイレントヒルシリーズのお約束で、『ゼロ』にもそれは受け継がれています。従来のシリーズでは、この移動はストーリー進行に伴う強制であり、後戻りできない緊張感と切迫感に満ちていました。
ですが今回は鏡を使って表と裏を行き来するシステムになり、主人公は自分の意思で好きように何度でも移動できます。このためいつでも表世界に戻れるという安心感があり、恐怖感を台無しにしています。
グラフィックも、PSPとしては十分なレベルなのでしょうが、PS2の『2』~『4』の凄さを知ってしまった身からすると物足りません。画面が小さいということも加わり、『ゼロ』の恐怖はかなりしょんぼりしたものと言わざるをえません。

○海外制作
スタッフロールを見ると、音楽以外はすべて外人です。上述のインタビューにありますが、『ゼロ』は日本のコナミではなく、イギリスのCLIMAXというところが作ったゲームだそうです。
そのせいか、どうにも全体的に洋ゲーの匂いが漂っています。キャラクター名が英語表記とかそういうレベルの話ではなく、操作性の悪さや、投げっぱなしの難易度あたりから。
またゲーム内容やグラフィックそのものも「サイレントヒルのよくできた真似」という感がします。確かにどこを取ってもサイレントヒルなんですが、二次創作っぽいというか、サイレントヒルの熱心なファンが作っちゃった模作というか。オリジナリティや挑戦心に欠ける感じがするんですよね。
『サイレントヒル5』も海外制作だと聞いて、かなり期待度が下がりました……過去の遺産で食っていくような商売はやめてほしいなあ。

○総評
だいぶけなしましたが、全体的にはそう悪い出来ではありません。ゲームとして普通に及第点をつけていいレベルはあります。10段階評価で7くらいは。
ただ、サイレントヒルシリーズの新作としては、全作品をプレイしてきた熱心なプレイヤーの期待に応えられる水準にはないと思います。「頑張ってるけどしょせん携帯ゲーム機。据え置き機には及ばないよな」という印象です。
外伝なら無視していいところですが、ストーリーが完全に『1』と繋がっているので、マニアとしてはプレイせざるをえないのが辛いところです。


まぁとりあえず私の眼前の問題は、このアクション難易度に心を折られずに最後までプレイできるかというところなのですが……。

セカンドレビューへ続く
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