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Q．Fate／Dominionはスリーブに入れたほうがいいでしょうか？
A．厚さや滑りが悪化するためスリーブを嫌う人もいますが、Fate／Dominionは将来的にブースターで拡張することが予定されていますから、スリーブを使うことをお勧めします。というのも、発売時期の違うカードを混ぜると、擦り切れた古いカードと新品のカードの見分けがついてしまうからです。いわゆる「ガンがつく」状態ですね。
なおFate／Dominionは（本家ドミニオンのユーロサイズとは違って）マジックサイズで作成されていますので、どこのホビーショップでも購入できる一般的なスリーブが使用できます。
Q．Fate／Dominionを拝見しましたが、アタックカードが強すぎると思います。それに、10種類中4種類がアタックというのは多すぎませんか。
A．仕様です。そのように作りました。
もとよりFate/Dominionは「激しく殴りあうドミニオン」というコンセプトを持っています。ルールはまったく同じですが、ゲームバランスは必ずしも同一ではないのです。
本家ドミニオンはアタックカードが少なく、また、それほど強力ではありません。組み合わせにもよりますが、基本的にはアタックやカウンターを無視して、最速で自身の購買力を高めるようにプレイするのが正道です。
それに対してFate/Dominionは、威力的にも枚数的にもアタックの比重が大きすぎ、アタック＆カウンター（リアクション）を無視しては戦略が立てられないようになっています。今後のブースターを投入しても、ランダムでセットを作ってアタックが入らないことはほとんどないでしょう。そして、アタックが強力すぎるため、どのプレイヤーもカウンターを買わずにはいられません。
プレイヤー間の直接攻撃を重視したドミニオン、それがFate／Dominionなのです。
もちろん本家ドミニオンのように、慎重な確率計算がモノをいう、静的でまぎれの少ないゲームを好む人も多いでしょう。
ですが、激しい攻防を繰り広げ、壮絶に足を引っ張り合い、自分の得点を上げることよりも他人の得点を下げることによって勝利に近づくことが好きな人もたくさんいるはずです。
Fate／Dominionはそんなあなたのためのゲームです！
Q．ドミニオンというゲームの性質上、アタックカードの多くは敵プレイヤーの手札枚数を減らすものになると思います。そうなるとゲーム進行が遅くなり、単にプレイ時間が間延びしてｇｄｇｄになるだけだと思うのですが？
A．そういう側面は確かにあります。それは分かっていましたので、普通のアクションカードでそれを補えるようにしています。つまり、魔力を増加させる系の強力なアクションカードが何枚かありますので、それを有効活用していけばいいのです。
もちろん、カウンターカードによって攻撃をブロックしてしまうのが最も堅実な手段です。アタックカードが強化されているのに比して、当然ながらカウンターカードもまた質・量共に増加しています。うまくデッキを回していけばアタックをほぼ完封しながら戦うことも可能ですから、諦めずに頑張りましょう。
Q．ブラッドフォート・アンドロメダの威力が低すぎると思うのですが。
A．おそらくあなたは、２人でFate／Dominionをプレイされたのではないでしょうか。
ブラッドフォートは対戦相手の人数が多ければ多いほど強力になるカードです。４人プレイ時のブラッドフォートはコスト以上の威力を発揮しますが、２人プレイ時には残念ながらほぼゴミカードです。そのあたりをわきまえて、人数に応じて戦略を変えましょう。
Q．本家ドミニオンとFate／Dominionを混ぜて遊ぶことはできますか？
A．基本的にはできません。
ルールは同一ですから、理論的には混ぜて遊ぶことが可能です。実際、私たちは普通のドミニオンのアクションカードとFate／Dominionの宝具カードをしばしば混ぜてプレイしています。リアクションが安い本家とアタックが強力なFate／Dominionをランダムに混ぜるので、時としてえらくカオスな組み合わせができてしまいますが、それでもそれなりに遊べるのがドミニオンの懐の広いところです。
ただし、本家とFate／Dominionではカードの大きさと裏面の模様が違いますから、そもそも物理的に混ぜられません。裏が不透明で、かつユーロサイズとマジックサイズの両方が入る大きさのスリーブが必要になります。あるいはカード画像をコピーしてプロキシを作るという手もあるでしょう。いずれにせよかなり手間やお金がかかりますので、そこまですることはないと思います。
5/30（日）
ゲームマーケット2010（都立産業貿易センター 台東館）
６階24番 MURASAMA Factory
ゲームマーケットまであと２日となりました。
予告だけ打ったもののそれ以後１ヶ月なんの音沙汰もなく、皆さんも「やっぱり落としたのか？」「１ヶ月遅れのエイプリルフールネタだったのか？」とさんざん思われたことでしょう。
が、しかし――完成しました！ Fate／Dominion！
今まだマニュアルとか作業がけっこう残ってるとか言っちゃらめぇぇ！
もーね、こまけぇこたぁいいんだよ！！ （AA略
色々テンパッてるのでちょっとハイテンション気味に最新情報をお送りします！
☆Fate／Dominionってなに？
当サークルが作成した、同人ボードゲームのタイトルです。
簡単に説明しますと、ぶっちゃけドミ●オン……ドミニ●ン……あぁもう伏字とかめんどくせぇな！
そうだよドミニオンだよ！ そしてFate／stay nightだよ！
こうね、宝具で戦うんだよ！ 聖杯を奪うんだよ！
ドミニオンとFateを融合させたまったく新しくないボードゲーム！
それがFate／Dominion！
☆ドミニオンってなんですか？
2008年に出版され、新星のごとくアナログゲーム界の人気を席巻したボードゲームです。海外ゲームですので最初はドイツ語版や英語版しかありませんでしたが、現在は日本語版も出ています。基本セット以外に追加セットも２つあります。
ボードゲームという区分ですがボードは使用せず、実質的にはカードゲームです。TCG（トレーディングカードゲーム）ではありませんから、１セットだけ買えば２～４人で何度でも遊べます。
ボードゲームとしては手軽なほうですので、「Fateは大好きだけどボードゲームはやったことないな～」という方でもすぐに遊べると思います。……遊ぶ相手がいればな！
☆Fate／Dominionは、まんまドミニオンなんですか？
ルールはまんまです。オリジナル要素は何もありませんから、本家のドミニオンをご存知の方ならルールブック読まなくても余裕でプレイできます。
宝具カード（アクションカード）はすべて当サークルによるオリジナルデータです。
およそ１年前から幾多のテストプレイを重ねてきた宝具カードのバランスには自信があります。マジで。
☆本当にゲームバランス取れてるの？ 「ぼくのかんがえたさいきょうカード」だらけじゃない？
ち、ちげーよ！ ちゃんと遊べるってーの！ 面白いっつーの！
私たちはドイツ語版の頃からドミニオンを遊び倒し、皆がドミニオンを愛しています。、
ですがあえて言うなら、プレイヤー間のインタラクション（相互作用）が薄いため、どうしてもソロプレイ気味になってしまうという点に不満がありました（それがいいのだ、という人ももちろん多いですが）。
ならば自分たちで作る！ もっとアグレッシブに殴り合うドミニオンを！ 嵐のようなドミニオンを！
具体的にはアタックカード大盛りってことなんだけどな！
なんせ初期セット10種の中にアタックが4枚あるくらいだから！
☆なんでFateなの？ ちゃんとFateしてるの？
もちろんFateだよ！ キャスター結婚してくれ！（ジル元帥じゃないほうな！）
自分たちでドミニオンを作ろうという話になったとき、それがFateと結びつくのはごく自然なことでした。
アタックカードで殴りあうドミニオンというコンセプトは、まさにFateのためにあるようなものだったのです。
ごめん嘘ついた。
ホントの理由は、今回のカードデザインを担当した柘植流氏（MURASAMA Factory サークル代表）が厨二病で月厨だったからさ！
みんなもプレイ中にカード出しながら「ゲイ――ボルク！」とか「So as I pray , unlimited blade works！」とか叫ぼうぜｗｗｗｗ
Fateを知らない人は……まぁふつうにドミニオンの拡張セットだと思って遊べばいいんじゃね？
☆そろそろ真面目な話をしよう？
今回用意させていただいたのは、『Fate／Dominion ファーストセット』です。
頒価は2500円を予定しています。
同梱される宝具（アクション）カードは10種類だけとなっていますので、組み合わせを変えて楽しんで頂くことはできません。本当はもう少し増やしたかったんですが――色々もうしわけありません。
今後、ブースターパック１および２として、計25種類の追加宝具カード＋呪いカードを予定しています。ブースターだけではプレイできませんので、プレイにはファーストセットが必須となります。
ゲームの紹介は以上になります。
明日の昼には家を出ますから、これが最後のお知らせになると思います。
それでは会場でお待ちしています。ご清聴ありがとうございました。
なお、本体販売に先立ち、PDF版ルールブックをウェブ公開させて頂きます。
ご覧になりたい方はこちらをどうぞ。