[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今回は、シグルイは知っていてもクイーンズブレイドは知らないという方のために、シグルイブレイドのパロディ元であるクイーンズブレイドについて解説しようと思います。
これは本当ならば最初にシグルイブレイドHPで語るべき内容ではありますが、著(以下57文字抹消)ズクエ(以下310文字抹消)で、TRPGやゲームブックに馴染みのない人はクイーンズブレイドと言われても分からないでしょうから、やっぱり一応は解説しておきます。
クイーンズブレイドってなに?
クイーンズブレイド(以下QB)とは、ホビージャパンから出版されている対戦型ゲームブックのシリーズ名です。
ゲームブックといっても昔流行ったパラグラフ選択形式の読み物ではありません。QBの各ページには、1ページ全体を使って技のイラストと数字データが書かれています。2人のプレイヤーがこの本をめくりながら技を応酬しあって相手キャラクターの体力をゼロにするために戦うのが基本システムです。対戦格闘ゲームをゲームブックにしたもの、といえば最も分かりやすいでしょう。
QBは1キャラクターが1冊の本になっていて、プレイヤーはそのキャラクターを操って戦います(そのキャラクターは半裸の美女ばかりです)。キャラクターごとに武器や能力に違いがあり、軽快なキャラクターも鈍重なキャラクターもいて、それぞれの性能は数字データやコメントによって決まっています。
キャラクターの行動はじゃんけんに似たループ状構造になっていて、技Aは技Bに勝ち、BはCに、CはAに勝つ、というような感じです(本当はもっと複雑ですが)。サイコロやカードは使わないため運は絡まず、読み合いがゲームを制します。
強くなるにはそれなりの知識量が必要ですが、ただ遊ぶだけならルールは3分で覚えられます。1回の対戦にかかる時間もせいぜい5~15分ですので、ちょっとした暇があればどこでも遊べます。
ロストワールドってなに?
QBを語るときに、よくロストワールド(以下LW)という名前が出てきます。これはアメリカのFlyingBuffalo社のLostWorldsシリーズのことで、QBのオリジナルである英語版です。
ただしLWの登場キャラクターはQBとは似ても似つかぬモンスターやゴツい戦士たちです。イラストもアメリカ人の濃ゆい絵ですから、女キャラがいても全然萌えません。つまり、LWを日本語に翻訳し、かつキャラクターをヲタ向け美女の微エロイラストにまるっと変更したものがQBの正体というわけです。
QBはLWの翻訳ですからどのQBキャラクターにも原型のLWキャラクターがいて(最新シリーズのみ例外)、数値的なデータは同一です。とはいえLWは洋書ですので、かなりの濃いゲーマーでもなければ持っている人はそうないでしょうが。
シグルイブレイドってなに?
QBのシステムを使用し、キャラクターを残酷無残時代劇マンガ「シグルイ」のキャラクターに置き換えたもの、それがシグルイブレイドです。データは新造していますので絵だけ差し替えたコピー品ではありませんし、絵自体もすべて描き起こしています。むろんシステムはQB準拠ですので、いずれのシリーズとも対戦が可能です。
単なる同人誌ですから一般流通はしませんし、むろんQB(ホビージャパン)やシグルイ(秋田書店)と公的なつながりはありません。
以上がQBのだいたいの説明です。
ただし欠点というか仕様上の問題なのですが、対戦型ゲームブックという性質上、どうしても「対戦相手」と「最低2冊以上の本」が必要になります。このへんをどうすればいいか、ちょっと考えてみましょう。
対戦相手
ルールは簡単ですから、そこらへんの友達をとっつかまえてルールを教え込めば、対戦自体はすぐできるようになります(そのためにはまずあなたが本を2冊持っている必要がありますが)。その友達がQBに興味を持って本を買うようになってくれればしめたものです。
その他、TRPGのコンベンションやゲームサークルなどに行けばQBプレイヤーが見つかるかもしれませんし、また大都市ではたまに対戦イベントが開かれていたりもします。
それでもどうしても対戦相手が見つからない場合は……オワタ\(^o^)/
2冊以上の本
これに関しては3つの方法があります。
1)虎眼先生を2冊お買い上げになる
当サークル推奨ですヽ(゚∀゚)ノ
冗談は置いておいて、2冊目以降のシグルイブレイドはまだ出ていませんから、シグルイブレイドだけで対戦をしたいならこれしかありません(次回作は受かれば冬コミです)。同キャラですので性能差はありませんから、完全に対等な条件で真剣勝負をすることができます。
問題は、キャラを変えられないので飽きるのが早いということでしょうか。
2)QBを買う
2007年7月現在、QBは計14冊出版されています。このうち良さそうなキャラを1~2冊買って対戦してみれば、QBがどんなものかはすぐ分かると思います。面白いと思ったならどんどん買い足していけば、いつまでも飽きずに対戦を楽しむことができるでしょう。
またQBは全ページフルカラー&ハードカバーですし、イラストレーターもプロばかりです。好きな絵師がいたら画集のつもりで買ってみるというのもありでしょう。
ただしQBには「高い」「重い」「エロい」という問題点があります。
QBは1冊1500円です。フルカラーだから仕方ないとしても、40Pの本にしてはちと割高です。ハードカバーなのは耐久性があっていいとも言えますが、そのせいで重く、何冊も持ち運ぶのは一苦労です。
そして「エロい」というのはQB最大の売りですが、同時に最大の欠点でもあります。QBはとても公共の場(ファミレス、公民館、電車内など)で広げられるようなシロモノじゃありません。初期のころは「巨乳チラ」「大開脚」「ぱんつ」くらいで済んでいましたが、最近のシリーズではさらに加速し、「奇乳」「ぶっかけ」「まんすじ」アリアリな状態です。エロ絵が見たいならエロマンガ買えばいいじゃない(マリー)
まぁあなたがコミケ帰りの電車の中でエロ紙袋を持ち歩けるツワモノだったらこの程度屁でもないんですが( ´∀`)y-┛~~
3)LWを買う
LWを入手するという手もあります。海外通販を別にすれば、現実的なのは輸入ボードゲームを扱っている店(イエローサブマリンとか)で探すことです。もちろん英語ですが、LWで使われているのは定型の英語ばかりですので中高生でも充分読めます。
ただ、LWは絵も装丁もかなりしょんぼりな出来で、もちろんフルカラーでもハードカバーでもありません。そのくせショップではなぜかQBと同じ値段で売っていたりして、ぼったくり感満載です。
長所は、QBよりずっとキャラが多いこと、エロくないのでどこでも広げられること、それと、1冊が薄く小さいのでたくさん持ち歩けるということでしょうか。
えーまあこんなとこでしょう。細かいところは省略しましたが、LWについて解説なさっているHPなどもありますので、興味を持った方は調べてみてください。
シグルイブレイドをネタとしてお買い上げくださるだけでも当サークルとしては充分嬉しいことですが、やはりゲームブックは対戦してなんぼですから、ぜひ対戦相手をみつけて遊んで頂きたいと思います。
シグルイブレイド公式HP
人のTVだったんで画像紹介とかはできませんが、とりあえず所感をば。
一言でいうと「かなりそのまんま」です。絵はとても綺麗ですし、音楽も演出も原作のイメージにとても近く、どこまでもシグルイ分満載でした。ハイトーンな画面は痺れるような緊張感に溢れ、まるでモノクロの時代劇映画を観ているような感覚にすらなるほどでした。
関心のある人が多いであろうグロ描写ですが、「流血、切断アリアリ。さすがにモツには軽いぼかし」ってとこです。最近のアニメは知らないのでR指定ってのがどのくらいすごいのか知りませんが、ここまでしてくれればグロスキーの人もけっこう満足なんではないでしょうか。
と、褒めまくって終われば世界はスムーズに回るんでしょうが、一言多いのが私の悪い癖でして。
あらゆる点で非常に原作再現度が高いアニメ版シグルイなんですが、それは逆に、原作と何も変わらないということでもあります。
極論すれば「原作読んでれば別にアニメ観なくてもいーんじゃね?」と。
普段からアニメどころかTVをろくに観ない奴のいうことですので聞き流してくださってけっこうですが、個人的にはまぁそんな程度の感想でした。
こんな印象を前もどっかで感じたなあ、と思って考えてみると、ジョジョのOVA版とか、最近ではブラックラグーンのアニメ版を観たときの印象と同じでした。確かに出来はいいんだけど、原作をただなぞるだけなら別に観る必要はないよなあ~という。
……あぁそうか、こういう感じ方をする人間だからアニメ観ないようになったんだなw
といってもHPとブログで重複していた記事や古くなった情報を整理しただけで、新しいニュースは特にありません。
あえて言うならこれくらい。