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今回は補講ですので前置き抜きで本題に入ります。
変形編
Q:変形のやり方についてよく分からないので教えてください。
A:デバイス変形は技と技の間に瞬間的に行なわれます。変形した時には、技番号宣言と同時に、何モードに変形したのかを相手に宣言してください。例:「バスターモードに変形。行動は6」
とはいえ実際にプレイすると変形宣言は意外と忘れがちですし、同時に、変形宣言をしなくても別にかまわない状況も多々あります。たとえばディバインシューターを撃てるのはアクセルモードだけですので、ディバインシューターを使ったということは、そのターンにはアクセルモードであるという意味を含んでいますから、変形宣言を省略してもかまわないでしょう。
ですが、打撃技、スペシャル、あるいはディバインバスターのように複数のモードで使用できる技を撃つときには、どのモードであるかが重要になりますので、宣言を忘れないようにしてください。
Q:となると、デバイス変形は、特に何のコストやリスクもなく瞬間的に行えるということですね。
A:エクセリオンモードに変形する時にはカートリッジを1発消費しますから、コストはあります。変形は瞬時であり隙は発生しませんので、リスクはありません。
Q:アクセル⇔バスター間の変形は完全にノータイムノーコストで行えますよね。するとアクセルモードとバスターモードはゲーム的には同一のものとして扱ってもいいのではないでしょうか。
A:何の行動制限もない状態に限って言えば、確かにその通りです。
しかしゲーム中に「次はデバイス変形ができません」のような制限が与えられることがありますので、アクセルモードとバスターモードのどちらを使っているかは明確にしておく必要があります。
Q:遠距離での技のいくつかにエクセリオンモード専用を示す「*」がついていますが、これは技を使うたびに★に加えてさらにカートリッジを1発追加消費するということですか?
A:いいえ。「他のモードからエクセリオンモードに変形した時」に1発消費するだけです。エクセリオンモードを維持したままで戦うならば*の分のカートリッジ消費は必要ありません。
Q:エクセリオンモードに変形したターンにエクセリオンモードの魔法を使わないことはできますか? たとえば、エクセリオンモードに変形しつつ移動やフラッシュムーブをする、などですが。
A:可能です。変形の宣言およびカートリッジの消費は忘れないでください。
原作設定編
Q:ディバインスフィアの最大数が5つとなっていますが、これは少なすぎるのではないでしょうか? 1期のディバインシューターは5つですが、A'sのアクセルシューターなら12発まで撃てるはずですが。
A:ゲーム的に言えば、頻繁に増減するスフィアを大量に管理するのは煩雑すぎるので、5つに抑えています。
原作再現的に見た場合としては、ゲームでのディバインスフィア1単位は、アニメ内でのディバインスフィア2~3個分にあたる、とでも解釈してください。
Q:エクセリオンバスターのカートリッジ消費は2発ではなく4発ではありませんか?
A:4発使うのはエクセリオンバスター・フォースバーストです。ゲーム内で使用するのはフォースバーストではない普通のエクセリオンバスターと設定しましたので、消費が減っています。
(普通のエクセリオンバスターがA'sで使用されたことは一度もないので2発というのも公式資料によるわけではありませんが、StSで使用された時にはエクシードモードの大口径カートリッジを1発消費していましたので、そこから類推してカートリッジ2発消費ということにしました)
Q:マガジンの所持数が無限というのはどうかと思いますが。
A:所持マガジン数を規定するルールも一度は作りましたが、ただでさえパラメータが3つもあるのにさらに管理パラメータを増やすのはさすがにアレでしたので、見送りました。マガジンを無限にしたぶんだけ火力をセーブしていますので、バランス的には問題ないと思います。
その他編
Q:ぶっちゃけ、どのくらい強いの?
A:それなりに使いこなせるならば、「最強クラスのQBキャラより1枚劣る」「最強クラスのQGキャラより2枚劣る」くらいだと思います。使いこなせなければもっと弱いです。
ただし、遠距離火力がない敵に対してガン逃げ戦法をとればほぼ負けません。
Q:武器が3段変形する上にカートリッジとかスフィアとかあって、めんどくさいです。
A:そうですね。上級者向けキャラということでご容赦ください。
なのはさんが複雑になることは分かっていたのでシリーズの最初にもってくるのは気が引けたのですが、やはり出すなら主役からだろう、ということでこうなりました。シグナムやヴィータはなのはさんほど面倒なキャラではありませんのでご安心ください。
Q:なのはさんが攻撃をしたときに技が別の技になることがあります(例:エクセリオンバスターがディバインバスターになる、バレルショットがレストリクトロックになる、等)。これはバグでしょうか?
A:仕様です。そのような現象は、技後に互いの距離が遠から近に変化した場合に起きます。限られたページ数でより多くの技を再現するためのやむを得ない処理です。
つまり、性能の似た魔法をひとつのページでまとめて扱っているため起きる現象なのですが、技名は変化していても効果面ではほぼ同じ魔法ですので、ゲーム的に影響はありません。(というかそれ以前に、対戦相手が何のイラストを見ているか自分には分かりませんので、普通に対戦していれば、技が変化しているかどうかは気づきもしないはずです)
原作再現的には、遠距離ではバレルショットを撃つつもりだったが、敵に接近されたので発動の早いレストリクトロックに切り替えた、などと解釈してもかまいません。
Q:リリカルブレイドは4キャラ(なのは、フェイト、ヴィータ、シグナム)分出すことは確定していますか? はやてやクロノやザフィーラや闇の書の意思の予定はありますか?
A:製作者が途中で飽きたり別のモノに浮気したりしなければ、3~4キャラは出したいと思っています。いずれにしても対戦ゲームブックとしての性質上、1キャラだけではどうしようもありませんので、2キャラ目は絶対に出します。それ以降のことはそのあとで考えます。
主要4人以外のキャラは、1対1の戦闘に向いていなかったり、技数が少なすぎたり、あるいは強さが桁違いだったりという理由があるので、難しいところです。現時点ではまったく予定はない、ということにしておいてください。
Q:ところでシグルイブレイドの続刊は…?
A:はて、何のことか? やましいことは何ひとつ。
Q&Aは以上です。
これ以外に質問がある方は、右のメールフォームからお気軽にどうぞ。
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リリカルブレイドA'sHP
『リリカルブレイドA's 管理局の白い悪魔 高町なのは』攻略記事も今回で終わりです。
第1回ではなのはさんの能力傾向について、第2回では個々の技の性質について述べました。
第3回はそのまとめとして、なのはさんを使うときの戦略、戦術について解説します。
主にアドバイスや心得の指導という形になりますので、前回までの攻略ですでになのはさんの特性をバッチリつかんだという方は読み飛ばしていただいてもいいかもしれません。
☆上級者向けキャラ?
まず、なのはさんはシンプルに強いキャラクターではないことを自覚してください。火力と防御力が高いのでガンガン暴れまわって勝てるタイプに見えますが、体力と回避力が低いので、実際に戦うとそれほど強くありません。技数も多く見えますが、実際にはカートリッジとスフィアの残弾数で制限されるため、全部の技が自由に使える局面は多くありません。
これらの弱点はすべてプレイヤーの技量でカバーしなければなりませんが、それができるなら、なのはさんは強いキャラクターに化けます。修正値+1程度のダメージならなのはさんにはかすり傷ですし、砲撃を1~2発当てれば勝てるだけの火力は敵にとって驚異です。
短所は隠し、長所を生かす。ごく簡単な法則ですが、なのはさんは万能型ではなく一芸特化型ですので、まずはこれができなければ戦えません。
☆装填の技術
ディバインスフィアとカートリッジの両方の残弾数が十分にあるならば、なのはさんは近距離でもそこそこ強いです。ですがこれらは戦っていくうちに減っていきます。弾が尽きたなのはさんはかなり弱く、装填しようとする→読まれて殴られる、の繰り返しであっという間に倒されてしまうことも珍しくありません。
つまりは「いかに上手く装填するか」がなのはさんを扱う上での最初の関門になるのです。
大事なのは装填タイミングを読ませないこと。弾がなくなったから装填、とバカ正直に繰り返していては読まれるのも時間の問題です。残弾に余裕があるうちから装填を行ったり、あるいはラッシュの最中に装填を混ぜたりと、読まれないように装填していきましょう。
☆一撃離脱
なのはさんはエリナやアレインのように手数で敵を圧倒するタイプではありません。短時間のラッシュは行えますが、すぐに弾が尽きるため、基本的に「弾丸を装填する」→「攻勢に出る」→「弾が減ってきたら引く」を繰り返すのがなのはさんの動き方になります。つまり、必然的になのはさんの戦いは一撃離脱タイプになるのです。
そのためには深追いしないことが必要です。無理して攻め続けて、その結果、体勢を崩してしまった上に弾がない、などとなっては最悪です。攻めきれないなと思ったら潔く退きましょう。攻撃は装填してから改めて行えばいいのです。
☆突き放せ!
装填や立て直しの時間を稼ぐために有効なのは、遠距離に離れることです。もとよりなのはさんは遠距離火力のほうが高いので遠距離戦は望むところです。
遠距離に逃げるために最も有効な技は、全キャラ共通で「飛びずさる」(なのはさんの場合は「後方へ飛ぶ」)です。とはいえ「飛びずさる」は突き系によって阻害されてしまいますので、確実とはいきません。
そこで頼りになるのがディバインバスターとプロテクションパワードです。相手の攻撃を読んであわせる必要はありますが、これらの技に成功すれば確実に遠距離に離れます。ことに相手に赤/青系の制限がかかっているターンならばプロテクションパワードを当てるのは難しくありません。遠慮なく使っていって、どんどん相手を突き放しましょう。
☆遠距離戦!
なのはさんはアウトレンジを得意とする砲撃魔導師ですので、遠距離戦こそが本懐です。最初から最後まで全部遠距離戦でカタをつけるくらいの意気込みで対戦に臨みましょう。
遠距離戦の基本はエクセリオンモードです。遠距離での4種の技のうち3つまではエクセリオンモードで撃てますので、最初にカートリッジ1発を消費するだけで、以後そのままエクセリオンモードでずっと戦い続けられます。
砲撃はもちろん強力ですが、むしろ生命線はバレルショットです。攻撃力は期待できませんが、遠距離技では唯一カートリッジを消費しない技であり、相手を2ターン拘束することができます。作戦はバレルショットを中心に組み立てていくのが手堅いでしょう。
また、近年のQB/QGキャラには遠距離で体力を回復できるキャラが増えています。なのはさんの前で回復をするような相手なら、スターライトブレイカーとディバインバスター・エクステンションで遠慮なく撃ち殺してやりましょう。
☆相性による完封
QBというゲームには、システム的欠陥――というほど深刻ではありませんが、遠距離戦にからんだいくつかの問題があります。「遠距離でとれる行動が少なく、読み合いではなく単なる運勝負になりがち」「遠距離戦において、遠距離火力のないキャラは、遠距離火力のあるキャラに対して何もできない」「近距離での飛びずさるが強力で、逃げる相手を追えないことがある」あたりが目立つ問題点といえるでしょう。
特に2番目と3番目が複合すると大問題で、遠距離火力のないキャラが相手に近づくまでに何度も被弾し、やっと接近したと思ったらすぐまた遠距離に逃げられる、というパターンで完封されてしまうことが珍しくありません。
そのため、このような戦い方をすると「卑怯」「ハメ」などと言われてしまい、遠距離火力のあるほうのキャラは仕方なく近距離戦につきあってやるという紳士協定が生まれたりするわけです。
ここで話をなのはさんに戻しますが――なのはさんは本来そのような「卑怯」で「ハメ」な戦い方をするためにデザインされたキャラです。不利とあらば逃げましょう。有利とあらば突き放しましょう。ハメ上等、時間稼ぎ上等!
正々堂々? 対等の戦い? そんなものは高潔な騎士サマの論理です(シグナムとかな!)。
なのはさんは兵士ですので、勝つために手段を選ぶようではダメです。いい勝負をしよう、などという甘い考えは捨て、徹底的に有利を求めましょう。あなたがその精神を身につけたときこそ、あなたの操るなのはさんは名実共にエースオブエースとなるのです。
攻略はこれにて終了です。
ところがまだ書き足りないことが出てきてしまったので、番外編として次回はQ&Aを行います。
次こそ最後ですので、お暇な方はぜひおつきあいください。
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リリカルブレイドHP
前回はなのはさんのおおざっぱな能力傾向について解説しましたので、今回は個別の技について見ていきます。
なんせ砲撃魔導師という性格上、普通の剣士と比べると分かりにくい技が多く、解説もかなりの量になってしまいましたが、どうか最後までゆっくりとおつきあいください。
まずは遠距離戦からはじめよう
なのはさんは遠距離戦用の強力な砲撃魔法を3つ持っています。スターライトブレイカーex、エクセリオンバスター、ディバインバスター・エクステンションがそれにあたり、いずれも高い威力を持ち、またカートリッジを大量に消費する点が共通しています。
そのためこの3つの技は似たような技という印象を持たれがちで、どう使い分けたらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。そこでこの3つの砲撃の性能差を見てみることからはじめましょう。
☆ディバインバスター・エクステンション
上段突き属性。カートリッジ2発消費。砲撃の中では一番威力がありませんが、遠距離技の中で唯一バスターモードで撃てる技です。遠距離戦では基本的にエクセリオンモードでいることが多いのであまり使う機会はありませんが、近距離戦を挑む前の仕込みとして、あるいは近距離からの離脱直後などに、カートリッジ消費の少ないこの技が役に立ちます。
また、射程が長いため「遠距離でうしろに跳んだ相手を射抜く」という能力があります。要するに敵の回復行動(55ページ)を阻止できるということで、なのはさんの前でうかつにバックジャンプした相手は地獄を見ることになるでしょう。
☆エクセリオンバスター
下段サイドスイング属性。カートリッジ2発消費。これといった特徴はありませんが、エクセリオンモード時のメイン火力であり、バレルショットとエクセリオンバスターの二択を迫るのがなのはさんの主戦術のひとつです。
イメージ的には「射程が短い代わりに横幅があり、横にかわしにくい」と覚えておくといいでしょう。
☆スターライトブレイカーex
上段サイドスイング属性。カートリッジ5発消費。実質的にカートリッジ全弾消費の最終兵器であり、必殺必倒の一撃です。エクセリオンバスターと同等の横幅を持つ幅広ビームでありながら、ディバインバスター・エクステンションと同様に、うしろに跳ぶ相手を射抜く能力を持っています。
とはいえカートリッジの消費や次の行動制限が非常に大きく、当てるにはなかなか難しい技です。慣れないうちは「見せ技」と割り切って、たまに使って相手を威嚇する程度でいいかもしれません。
☆バレルショット
命中すると相手を2ターン拘束(茶か移動しかできなくなる)するバインド魔法。ある意味なのはさんの遠距離戦で最も重要な技です。というのも、遠距離でカートリッジの消費なしに撃てる魔法はバレルショットだけだからです。
とにかくなのはさんの遠距離戦は猛烈な勢いでカートリッジを消費しますので、こまめな再装填がかかせません。装填を読まれてしまうと大ピンチですが、バレルショットがあることで、常にバレルショットを含めた三択を相手に迫ることができます。とはいえ、カートリッジを使わないからといってあまり連打するとかえってバレルショットを狙われてしまいますので、そのあたりはバランスよく作戦を組み立てましょう。
☆スフィアチャージしながら接近
なのはさんが積極的に近距離戦を挑むメリットは少なく、自ら接近する必要はないのですが、スフィアがフル装填された状態ならば近距離戦でも十分強いです。相手から寄られて近距離戦に持ち込まれるくらいなら、スフィアをチャージしながら自分から寄っていったほうがずっとましです。
相手はおそらくなのはさんが遠距離を保ちたがると思っているでしょうから、裏をかく意味でも、たまに接近するのは有効です。なのはさんには近距離から遠距離に突き放す技がいくつかありますので、あえてこの行動で接近戦に持ち込み、スフィアを使い切った頃に遠距離に逃げればいいのです。
近距離戦だってこなせる
なのはさんは近距離戦があまり得意ではありませんが、だからこそ近距離戦を凌ぐための戦術をちゃんと組み立てておく必要があります。遠距離ではカートリッジだけを気にしていればよかったのですが、近距離ではディバインスフィアが生命線になります。常に残弾を意識して戦うことを忘れないでください!
☆フラッシュインパクト
杖でぶん殴る。(ワイルドスイングを別にすれば)なのはさん唯一の打撃攻撃です。とはいえ威力は低く、隙は大きめと、いまいちな技です。ないよりはずっとましですが、他にとれる行動がないときの予備武器くらいに考えておいたほうがいいかもしれません。
☆ディバインシューター各種
なのはさんの近距離戦を支える重要な技。
「ディバインスフィアチャージ」を行うとスフィアが5発に補充され、このスフィアを消費して「シュート」を撃っていきます。スフィアを大量に消費するほど威力は上がり、シュート1なら1発、シュート3なら3発のスフィアを消費します。アクセルシューターのみ例外で、その時点でのスフィアの残弾数を全部消費して攻撃します。
とにかくスフィアがなければなのはさんの近距離技が5つ封印された状態になってしまうわけで、相手に行動を読ませないという点でも、常にスフィアがある状態にしておくべきです。
なのはさんの近距離技は比較的重めで行動制限がきつい技が多いのですが、ディバインシューターだけはかなり行動制限が軽くなっています。威力こそありませんが牽制技としてディバインシューターはとても優秀ですので、スフィアをケチらずに積極的に撃っていきましょう。
☆ディバインバスター
フラッシュインパクトとディバインシューターの威力が低すぎるため、どうしても近距離戦での火力はディバインバスターに頼ることになります。つまり「いかにしてディバインバスターを当てるか」がなのはさんの近距離戦術の核ということです。
バスターの技番号は6、上段突き属性です。6は優秀な技ですので適当に撃っても当たることはあるでしょうが、慣れた相手にはそうそう通用しません。こうなると読み合いですのでアドバイスはしにくいのですが、ディバインシューターによる下段攻撃を織り交ぜていって二択三択を迫るのが常道です。ということで、結局はスフィア管理が大事という話に戻ってくるわけです。
なおディバインバスターは命中時に特殊処理があります。「ダメージ適用」→「その後に」→「両者57ページへ飛ぶ」という異例な処理ですので注意してください。相手はディバインバスターによるダメージ(体力減少)は普通に受けますが、そのダメージページの行動制限は57ページの行動制限に上書きされますので、両者共に行動制限のない状態で仕切り直しになります。
☆エクセリオンバスターA.C.S.
近距離版スターライトブレイカーとでもいうべき必殺技。威力も相応ですがカートリッジ消費も相応で、かなり使いにくい技です。戦況に余裕があるならダメ押しに使ってもいいでしょうが、とりあえずは忘れておいてかまわないでしょう。
一応36ですので盾破壊効果があります。盾持ちの相手にはそこそこ多用していいかもしれません。
☆プロテクションパワード
単なる盾防御と思うなかれ、実はなのはさんの近距離戦を支える重要な魔法です。
プロテクションパワードが相手の攻撃を止めるとそこからバリアバーストに派生し、バリアが爆発して両者を跳ね飛ばします。つまり「防御が成功すれば遠距離になる」というこの技は、カートリッジ消費1というコストこそありますが、近距離戦を避けたいなのはさんにとっては一石二鳥の効果を持ちます。
体勢が悪いとき――たとえばカートリッジやスフィアの残数が尽きそうなとき――にこそ、遠距離へ逃走できるこの技が光ります。いざというときにプロテクションパワードが出せないことのないように、常に1発はカートリッジを残しておきましょう。
☆レストリクトロック
バインド魔法。バレルショットの近距離版ですが、バレルショットと違ってダメージはゼロです。とはいえヒットすれば非常な有利を得られることに変わりはありません。ちなみに34はもともとキックの技番号ですので、狙いにいくときにはそのあたりを考慮するといいでしょう。
エラッタ:レストリクトロックにエラーがあります。37ページ(行動説明のページ)ではレストリクトロックは1ターン持続となっていますが、11ページでは2ターン持続となっています。11ページのほうが正しく、レストリクトロックの拘束時間は2ターンです。読み上げるコメントの通りにしてください。
☆フラッシュムーブ
高速移動で相手の背後を取る技で、成功すれば丸々1ターンもらったも同然の有利を得られます。見ての通りの下段攻撃判定で、それなりの成功率も持っていますので、封印してしまうにはもったいない技です。
レストリクトロックとフラッシュムーブはどちらも攻撃力のないサポート魔法ですが、機動の重いなのはさんの近距離戦を助ける大事な技です。また、カートリッジとスフィアの残弾がなくても、あるいはデバイスのモードが何であっても使用できるというメリットがありますので、いざというときの切り札でもあります。多用できるほど強い技ではありませんが、常に頭の片隅に置いておきましょう。
技の個別解説はこんなところです。
なのはさんが勝つには結局のところ砲撃を当てるしかないわけですが、そのためにこそ、ディバインシューターやレストリクトロックといった牽制技・サポート技を織り込んでいく必要があり、それがなのはさんの戦略ということになります。
続く第3回ではその戦略についてみていこうと思います。
それではまた。
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Q&Aへ
すでにお手に取られた方も多いと思いますが、皆さんの目からなのはさんはどんなキャラに見えたでしょうか。
装甲が硬い? 攻撃力が高い?
ええ、その通り。ですが実は、それらのカタログスペックから想像されるほどには、なのはさんは意外と強くありません。というかむしろ、使いこなせなければかなり弱いです。
なのはさんは2種類の弾丸を別個に持っているため管理が面倒です。砲撃の威力はありますが隙が大きく、逆にそれ以外の攻撃は威力がないため、適当に戦って勝てるようなキャラでもありません。
立ち回りを知らなければまともに戦えもせず、ですが使いこなせればどんな強いキャラにでも勝てるだけの潜在能力は持っている、それがなのはさんです。
まさに勝敗はあなたの技量次第。そんな「魔法少女リリカルなのは」魔導師対戦の世界へようこそ!
なのはさんってどんなキャラ?
今回から3回シリーズで、なのはさんの対戦攻略を行っていこうと思います。
まず第1回目は詳しい対戦攻略に入る前の準備段階として、なのはさんの能力特性を詳しく見ていくことにします。
☆重装甲!
なのはさんの防御力は非常に高く、QBキャラクターの比ではありません。また、通常の装甲(バリアジャケット)の上にさらに魔力バリアを常時展開しているため、全身のどこに攻撃を受けてもほとんどダメージが同じという特性もあります。クリティカルも受けにくくなっています。
ただし重装甲である反面、機動性は低いです。特にクロスレンジには弱く、近距離戦はあまり得意ではありません。また確かに装甲は厚いのですが、当人は小学3年生の女の子に過ぎませんから体力がたったの8しかありません。それを考慮するとなのはさんは決して打たれ強くはありませんので、油断は禁物です。
突撃を得意とする重戦車ではなく、一撃離脱を主戦術にする戦闘機のようなタイプだと思いながら戦うことをお勧めします。
☆高火力!
なのはさんは多彩な技を持っていますが、メイン火力となるバスター系の直射型攻撃魔法は特に高い威力を誇ります。実質的にバスターを2発当てることが勝利の方程式だといっていいでしょう。特にスターライトブレイカーならば一撃必殺も十分可能です。
とはいえ長所ばかりでもありません。なのはさんは動きが重く、適当にバスターを撃ってもそうそう当たりません。それに威力のある魔法にはカートリッジ消費が必要なことが多く、緻密な残弾管理なくしてはまともに戦うこともできないでしょう。
そこで役に立つのが、隙の少ないディバインシューター系、あるいはバインド系や移動系の技です。高火力のバスターにばかり目を奪われず、小技で優位に立つことが勝利への近道です。
☆砲撃特化!
なのはさんは砲撃魔導師です。これはつまり、なのはさんの攻撃のほとんどは射撃系統の飛び道具であり、かつ、魔法攻撃であるということを意味します。このため必然的になのはさんは近距離よりも遠距離での戦闘を得意とします。
特に、近距離戦から「相手を遠距離に突き放す」という特性を生かした立ち回りができるようになれば、遠距離火力の低い敵にはほとんど負けないようになるはずです。とかく遠距離に逃げるキャラはQB的に「卑怯」「待ち逃げ」と言われがちですが、そんな文句は負け犬の遠吠えです。勝つためにはどんな手段も厭わない――それが兵士というものであり、なのはさんの戦いの第一歩です。
なのはさんのシステム的特徴
なのはさんは魔法少女ですので、一般的なQB戦士とは異なる特性をいくつか持っています。
☆カートリッジとスフィア
なのはさんは独自特性としてカートリッジとスフィアというシステムを備えています。それぞれは複雑ではありませんが、同時管理する必要があるため、なのはさんは少々面倒なキャラになっています。
カートリッジとスフィアについての詳細なルールは37ページ(行動説明ページ)の右下にありますので、プレイ前によく読んでおいてください。このふたつのシステムを理解していないと、なのはさんでまともに戦うことはできないでしょう。
「カートリッジ」とは武器に装填する弾丸のようなもので、最大装填数は6発です。主に大技を使用するときに消費され、特定の行動を行うことで再装填されます。ゲイトキャラクターであるアリスの銃弾と似ていますが、必ずしも1発ずつ消費されるわけではなく、一度に複数のカートリッジを消費する技がある点で異なります。
「スフィア」もまた弾丸のようなものです。正式にはディバインスフィアといい、最大装填数は5つです。ディバインシューター系の魔法を撃つことで消費され、ディバインスフィアチャージを行うことによって5発にフルチャージされます。ゲーム開始時のスフィアは0発ですので、まずはスフィアチャージをしなければディバインシューターは撃てないことになります。
つまりなのはさんは異なる2種類の弾の残数を管理しなければならないということであり、体力点と合わせると、対戦しながら3種類のパラメータを同時管理する必要があるキャラということになります。
体力は減る一方なので記憶だけでもなんとかなりますが、カートリッジとスフィアの数はプレイ中に激しく変動しますから、対戦にはメモ用紙やカウンターの用意が必須です。
個人的にはサイコロ(6面ダイス)を2~3個使ってそれぞれ体力・カートリッジ・スフィアの数を管理するのをお勧めします。理想をいうなら8面ダイス1個と6面ダイス2個を使いたいところですが。
☆常時飛行
なのはさんは常に飛行しています。そのため身長は6固定であり、ほとんどのQBキャラよりも身長が高い扱いになります。赤のダメージが+1されることを忘れないようにしてください。
☆非致死傷ダメージ
かなりどうでもいいルールですが、4ページ(ルール説明のページ)の一番右下に「非致傷設定」について書かれています。暇な方は目を通しておくと、いいことがあるかもしれません。
第1回攻略はここまでとします。
繰り返しますが、なのはさんは見た目ほど無敵ではなく、管理も面倒なキャラですが、ちゃんと使えれば十分な強さを持っています。
なのはさんが負けるという屈辱に耐えかねる皆さんは、ぜひとも頑張ってみてください。
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